SCWによると、関東の週末の天気予報は、土曜の夜の間だけ曇り、というなんとも悲しい予報でした。その前後は雲ひとつない天気なのに、何ということでしょう・・。金曜の夜に無理してでも出かければよかったか、と思いつつ、21時半位まではどうにか晴れそうということで、遠出はせず近場の三浦半島へ。
星が見られそうなのは薄明が終わる19時から2時間半くらい。大きな荷物を持っていく気にはならないため、今回は作った電子ファインダのテストを目的にします。
ただ三浦半島の先端は風が10mを超える西風。なので車を風よけにして、トランクの扉を上げて上からも風が回ってこないように機材をセットします。
機材はBlanca70EDT + SkymemoS。電子ファインダはBlancaのアルカスイスの下にぶら下げるように取り付けます。
実際使ってみると、色々トラブルが。一つが、この電子ファインダがSkymemoSのアリガタ固定ネジにあたってしまうこと。ちゃんと事前に確認しておけばわかったことではありますが、手抜きはだめですね。今回は赤緯のバランスが崩れるのは許容して、少し鏡筒全体を対物側に移動させて回避します。
(他に誰もいないので、遠慮せずにフラッシュ炊いています^^;)
動作自体は全く問題なし。これはシリウスを真ん中に入れて、スマホに座標を表示させたところ。Plate Solveも露光時間含めて1.5秒位で一回の計算をしています。計算に失敗することもないようです。ひとまず安心。
風よけに上に屋根があるため、高度の高い天体は狙えません。ということでシリウスのすぐ東にあるトールの兜を入れてみます。導入自体は問題なし、いや問題あるか・・鏡筒の向きを変えながらスマホの画面で星の動きを見ると、動きを停止したところでハンチングのような動作が見られました。PlateSolveでの座標計算が終わったときに、コンパス・加速度センサで予測された座標とPlateSolveでの座標の差が見えているのだと思いますが、センサのノイズを減らすために時間平均しているので、そこでの時間のズレが更に乗ってややこしいことに・・。なかなか厄介。
計算された座標ではほぼ真ん中にいますが、撮影してみるとちょっと赤緯方向にずれています。35mm換算で500mmくらいの焦点距離なので、長辺は約4°。目分量で15分くらいのズレでしょうか。
当然電子ファインダと主鏡筒は平行にしなければならいのですが、電子ファインダのカメラを固定する筐体が3Dプリンタで作ったプラ材のため、位置を調整するためにネジを回すと筐体がたわんでしまってなかなか思ったところに向けられない上に、小さい3.2"のLCDを見ながら位置調整しているので、多分そこがあっていないのかも。ファインダ調整用に拡大機能を付ける必要があります。
さて、これで撮影したトールの兜がこちら。やっぱり500mmでこの天体は小さいですね。
現地に到着したのが18:45頃で上記の電子ファインダの確認が終わったのが20時頃。21時半ごろには雲が出てくる予報なので今回はこのトールの兜一本勝負にしました。カメラはD5500(HKIR) Blanca70EDT+Solomon x0.8レデューサ +自作オートガイダで自動ガイドです。三浦半島はトールのような南側はそこそこ空ですが、とはいえ光害が大きいのでUHCフィルタを使っています。
この画像ではISO3200 露出1分x89枚をスタック。22時近くまで雲が出てこなかったので全体では110枚撮影していたのですが、上記の車の風よけでもぶれているカットがそれなりにあったので、使えるのだけスタックしたらこの枚数でした。
今回の撮影で使ったガジェット類。ちょっと多すぎですねぇ。今回の電子ファインダでファインダとオートガイダとでRaspberry PIを2つも同時に使うことになったので、一つにまとめたいところです。オートガイダを作ったのはもう6年くらい前。作り直して電子ファインダの方に統合しようかな。
あと他に遭遇したトラブル。電源にはSUAOKIのポータブルバッテリを使っていますが、USBからD5500の電源とオートガイダのRaspberry PI2に供給したら電力不足で落ちてしまいました。これは4ポートのUSBがありますが、2ポートづつでMAX 3.5Aなので、この2つは同時には足らないようです。多分一瞬のピーク電流だけだと思いますが、D5500、意外と電気食うんですね。今回はD5500は電池で撮影しました。
あとこのUSBから電子ファインダのRaspberry PI 4に電源を供給していると、電圧低下の警告がしょっちゅう出ていました。どこで電圧ドロップしているんだろ。電源自体か、USBケーブルか・・調べないと。
星が見られそうなのは薄明が終わる19時から2時間半くらい。大きな荷物を持っていく気にはならないため、今回は作った電子ファインダのテストを目的にします。
ただ三浦半島の先端は風が10mを超える西風。なので車を風よけにして、トランクの扉を上げて上からも風が回ってこないように機材をセットします。
機材はBlanca70EDT + SkymemoS。電子ファインダはBlancaのアルカスイスの下にぶら下げるように取り付けます。
実際使ってみると、色々トラブルが。一つが、この電子ファインダがSkymemoSのアリガタ固定ネジにあたってしまうこと。ちゃんと事前に確認しておけばわかったことではありますが、手抜きはだめですね。今回は赤緯のバランスが崩れるのは許容して、少し鏡筒全体を対物側に移動させて回避します。
(他に誰もいないので、遠慮せずにフラッシュ炊いています^^;)
動作自体は全く問題なし。これはシリウスを真ん中に入れて、スマホに座標を表示させたところ。Plate Solveも露光時間含めて1.5秒位で一回の計算をしています。計算に失敗することもないようです。ひとまず安心。
風よけに上に屋根があるため、高度の高い天体は狙えません。ということでシリウスのすぐ東にあるトールの兜を入れてみます。導入自体は問題なし、いや問題あるか・・鏡筒の向きを変えながらスマホの画面で星の動きを見ると、動きを停止したところでハンチングのような動作が見られました。PlateSolveでの座標計算が終わったときに、コンパス・加速度センサで予測された座標とPlateSolveでの座標の差が見えているのだと思いますが、センサのノイズを減らすために時間平均しているので、そこでの時間のズレが更に乗ってややこしいことに・・。なかなか厄介。
計算された座標ではほぼ真ん中にいますが、撮影してみるとちょっと赤緯方向にずれています。35mm換算で500mmくらいの焦点距離なので、長辺は約4°。目分量で15分くらいのズレでしょうか。
当然電子ファインダと主鏡筒は平行にしなければならいのですが、電子ファインダのカメラを固定する筐体が3Dプリンタで作ったプラ材のため、位置を調整するためにネジを回すと筐体がたわんでしまってなかなか思ったところに向けられない上に、小さい3.2"のLCDを見ながら位置調整しているので、多分そこがあっていないのかも。ファインダ調整用に拡大機能を付ける必要があります。
さて、これで撮影したトールの兜がこちら。やっぱり500mmでこの天体は小さいですね。
現地に到着したのが18:45頃で上記の電子ファインダの確認が終わったのが20時頃。21時半ごろには雲が出てくる予報なので今回はこのトールの兜一本勝負にしました。カメラはD5500(HKIR) Blanca70EDT+Solomon x0.8レデューサ +自作オートガイダで自動ガイドです。三浦半島はトールのような南側はそこそこ空ですが、とはいえ光害が大きいのでUHCフィルタを使っています。
この画像ではISO3200 露出1分x89枚をスタック。22時近くまで雲が出てこなかったので全体では110枚撮影していたのですが、上記の車の風よけでもぶれているカットがそれなりにあったので、使えるのだけスタックしたらこの枚数でした。
今回の撮影で使ったガジェット類。ちょっと多すぎですねぇ。今回の電子ファインダでファインダとオートガイダとでRaspberry PIを2つも同時に使うことになったので、一つにまとめたいところです。オートガイダを作ったのはもう6年くらい前。作り直して電子ファインダの方に統合しようかな。
あと他に遭遇したトラブル。電源にはSUAOKIのポータブルバッテリを使っていますが、USBからD5500の電源とオートガイダのRaspberry PI2に供給したら電力不足で落ちてしまいました。これは4ポートのUSBがありますが、2ポートづつでMAX 3.5Aなので、この2つは同時には足らないようです。多分一瞬のピーク電流だけだと思いますが、D5500、意外と電気食うんですね。今回はD5500は電池で撮影しました。
あとこのUSBから電子ファインダのRaspberry PI 4に電源を供給していると、電圧低下の警告がしょっちゅう出ていました。どこで電圧ドロップしているんだろ。電源自体か、USBケーブルか・・調べないと。
コメント
コメント一覧 (4)
この記事で記載したPD・QC3対応のシガーソケットチャージャー良いですよ。
小型なのに最大38Wまで対応するので、ラズパイ4と一眼デジカメ両方に電源供給できます。
PDもQC3も100均で売っているようなチップ無しのケーブルを利用すればチャージャーの回路がUSB機器と判断して5V3Aの電源として利用できます。
私は撮影システムの電源としてラズパイ4とKISSデジをこのチャージャーから供給していますが、問題なく利用できています。
nekomeshi312
がしました
ラズパイより消費電力の多いMINIPCでも大丈夫です。
ラズパイで使用するときには療法がtypeC、USB2、3Aと書いてあるものであればPDで、片方がTipeA、もう片方がTypeCでUSB2、3Aと書いてあるものであればQC3で使えます。
デジカメの充電ケーブルはTypeAしかないのでQC3側をデジカメで、ラズパイ4は両方がtypeCのUSB2ケーブルをつないで使用しています。
どちらのケーブルも100均で売っています。
当初はバッテリーのACからACアダプタをつなげて使用していましたが、PDやQC3がチップの入っていないUSB2ケーブルだと電圧が自動的5Vに固定(電流は最大3A)されることを知ってから、このチャージャーで全て運用しています。(EAA用、高感度ズームカメラ用、撮影用と3台)
コンパクトで使いやすいのでおすすめですよ。(安定しているので自作するのやめました。(笑))
nekomeshi312
がしました