昨年末に試した電視観望システム、いくつか宿題が出てきましたが、その中の一つが鏡筒のSE-AT100Nの光軸ズレ。これをなんとかしようと思います。

まず接眼部を触ってみるとグラグラ・・・接眼部からミラーを覗くと、光軸調整アイピースを使うまでもなく目が中心にありません。これはまずガタをなくさないと。
ぐぐってみるとNeonさんがSE-AT100Nの改造をされています。


自分も真似をして、ドロチューブの内側に敷居すべりを貼ってガタを調整。
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ガタはだいぶ減ったので、光軸修正アイピースで見てみます。
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アイピースを手で持って揺らしてみると、


だめだこりゃ・・・なんで皆さんちゃんと使えているんでしょう????自分のだけ?
でも光軸自体はあっていそう。問題は接眼部の弱さですね。ということでこのひ弱な接眼部を交換することにします。ひ弱なことの他にも、このドロチューブを触るとグリスでベタベタになるのであまり触りたくなかったんです。

ジャンク箱をあさるとバーダーの回転ヘリコイドが出てきたのでこれを使います。ピントを合わせると回ってしまいますが、まぁ仕方ありません。
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根本はT2なので、M42 P0.75。鏡筒にT2ネジを付けられるように、アダプタを3Dプリンタで作ります。Fusion360で使うT2ネジのプロファイルは、ぐぐったらにゃぁさんのブログで紹介されていたのでそれを使わせてもらいました。


印刷したのがこちら。材質はPLA。PETGだと自分の環境では細かいネジがうまく印刷できないのでPLAで。
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早速鏡筒に取り付け。
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取り急ぎ窓から星を撮ってみると、一応点像になっていて問題なさそう。
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強度も問題なし。揺すってみてもカメラはぶれません。
ということで光軸問題は解決ということにします。