子午線の歴史を学んだ後は天体観測室「オクタゴン・ルーム」に移動します。その名の通り八角形をした部屋に望遠鏡などの観測機材が並んでいます。

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この観測室の完成は1676年。窓から望遠鏡や四分儀などで星の位置を観測しますが、その中で目につくのがコレ。当時最も精度が高かった時計です。星の位置の測定は、何時にどこをその星が通過したか、の時間が大事。前回のブログにも書きましたが、ハレーは時間が不正確で、せっかく観測した星のデータが精度が低くて使えませんでした。
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この時計、多分同じものが大英博物館に動態展示されています。コレは実際に大英博物館で撮ってきたもの。


振り子は4秒で1往復するため、秒針が2秒毎に動きます。振り子の動きをギアに伝える機構が美しい(^^)。

この建物の地下にはジョン・ハリソンのタイムキーパ(要するに時計)が展示されています。世代がH1からH4まであって、H3までは置き時計型、H4は携帯時計型に小さくなっています。このタイムキーパーの目的は、天体観測だけでなく、船の現在の経度を正確に求めること。H3で十分な精度が出せるようになったものの、こんなに大きくては船に持ち込めないということで、H4は携帯時計をベースにしたそうです。
H4が完成するまで何十年もかかっていて、時間に対する情熱がすごい。
せっかく動態展示されているのに写真を撮り忘れたのが悔やまれます(^^;。

さて、最後はグリニッジ天文台の望遠鏡を見ます。さっきのAiryの子午儀の横を通ってお土産物屋からドームに上がっていきます。

はい、グリニッジ望遠鏡、ドンッ!
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口径28インチ、焦点距離8.5m。なげー。研究所としての機能は1948年にロンドンの光害を避けるためにここから70km離れたハーストモンロー城に移転し、その後スペインのカナリー諸島に引っ越しています。ここは今は観望会などに利用されているとのことです

こちらはウォームギアとホイールギア。でかい。PXL_20240114_115527496

制御装置は細かいことはわかりませんが今風です。
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こんなでかい望遠鏡ですが、接眼部はおなじみのフェザータッチフォーカサー。
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サブスコープのファインダーはOrionでした。
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というわけでグリニッジ天文台の見学はコレにて終了。同じ敷地内にプラネタリウムや、公園の隣には国立海洋博物館もありますので、一日楽しめます。暖かい季節だったら、公園の草に寝そべってのんびり過ごすのもいいでしょうね。