ロンドン出張の前にaliexpressで注文していたものが届きました。
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ものはこれ。ロータリーエンコーダ。
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Nindiちゃん、Gindiちゃんではこの小型のエンコーダをつかっています。直径15mmと小型なのに4096パルスという分解能でとても良いのですが、反転するときに変なパルスが出ていて、コレを潰すためにコンデンサを入れたりしました。


でもそもそもこんなパルスが出ること自体がおかしい。ということでエンコーダを変えることにしました。

Aliexpressを見てみると、もうインクリメンタルのエンコーダでこんな小さなのは売っていなくて、売っているのは全部アブソリュート。しかも値段はあまり変わらない。
例えばコレ。こんなに小さくて15bitの分解能ってどういうこと????中国恐ろしい・・・
今回のエンコーダみたいになにか落とし穴があるに違いない・・


まぁアブソリュートに変更すると受け側を大きく変えないといけないのでとりあえず見なかったことにしてf^^;、通常サイズのエンコーダでなるべく分解能の高いのを選びました。

選んだのはコレ。オートニクスのE40S6-5000-3-T-24。5000パルスのやつ。電源電圧12-24V トーテムポール出力です。


オートニクスって自分は知らなかったのですが、韓国の会社みたいですね。ミスミでも扱っているのでちゃんとしたやつなんでしょう。とはいえここは中国。ラベルだけ張り替えた偽物が届く可能性も大いにありますので慎重に。

電源電圧が高いですが受け側は信号電圧は3.3Vなので、エンコーダの後ろにレベル変換を噛ますことにします。幸いレベル変換モジュールは以前たくさん買ったのが余っています。
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取り急ぎ動作確認をば。12Vを入れてパルスを見てみます。反転したときの変なパルスはありません。まぁ当たり前。
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A相とB相はきれいに1/4パルスズレていていい感じ。
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ただ時々アンダーシュートがあります。ノイズ除去に小さなコンデンサを入れたほうがいいかも。あとA相がLOWの状態でB相がLOWになると、A相の電圧がちょっと下がります。まぁ問題はないでしょうけどなんか気持ち悪い。

ここでふと違和感が。電源電圧12Vのトーテムポール出力なので、信号の振幅も12Vのはずなのですが、よく見ると振幅が5Vしかありません。

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エンコーダに付いてきたdatasheetをみても、電源電圧-3V以上、と書いてあります。
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ということでsellerに問い合わせ中。まぁ5Vが正しいなら5V->3.3Vにレベル変換すれば良いのですが、12Vから5Vを作らないと。場所が取られるなぁ・・

追記:
振幅が5Vになっていたのは、どうもオシロのソフトの問題らしい。12V直流を入れても5V(実際は6V)と表示されて、プローブの倍率をx2にすれば正しい値で表示されるようになりました。いや、プローブはx1のママなんだけど・・やっぱり怪しい中華ソフト。