先日ロータリーエンコーダが中国から届きました。今使っているミニロータリーエンコーダが、変なパルスを出したりして精度が良くないので、その代わりのものです。
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早速コレをNindiちゃんに取り付けます。が、これまで使っていたエンコーダは電源電圧が3.3v。今回のは12V。エンコーダに12Vを送る線を追加し、かつ信号のレベルを12Vから3.3Vに変換してやる必要があります。

これまで使っていたエンコーダのコネクタは6pin。運のいいことにその内の1本はNCなので、ここに12Vを入れてやって、エンコーダ側でレベル変換することにします。
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赤道儀側のIF基板に、モータ駆動用の12Vをエンコーダにも送るように配線を追加。レベル変換をエンコーダ側で行うので、配線の変更は最小限です。
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レベル変換基板を作って、
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3Dプリンタで作ったエンコーダケースに入れます。うーん、これの他に後3つ(赤緯用と、GPDの赤経・赤緯用)作るので、プリント基板を注文しても良かったか。
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基板に青いコンデンサがいくつか付いていますが、これはエンコーダの信号がアンダーシュートするのを消すため。まずはコンデンサなし。

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0.1uFのコンデンサを入れるときれいに消えました。ちょっと信号がなまってきているので、もう少しコンデンサの容量を下げてみます。
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0.01uFだと逆にアンダーシュートが残っています。
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0.01uFと0.1uFの間あたりに良い容量がありそうですが、そんなコンデンサは持っていないので、今回は0.1uFを選んでいます。

で、基板を取り付けた蓋をエンコーダケースに取り付け。綺麗にまとまりました。
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赤道儀に取り付けてみます。固定も問題なさそう。
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動かしてみると、ちゃんと動きました。


レベル変換後の波形も問題なし。


次は赤緯の方を作らないと。