先日ゲットしたSamyangの135mm F2が、ニコン純正のF->Zマウント変換のFTZアダプタでは最小絞り検出ピンをうまくレンズが押せない、という不具合がありました。ヨドバシ経由Kenkoに確認したところ、FTZには非対応、とのこと。

まぁ電気・ソフト的な不具合ではなく非常にわかりやすい問題なので、ピンを押せるようにアダプタを作ってやります。

いつものようにFusion360で設計して、
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両面テープで取り付け。
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問題なくピンを押せるようになりました。
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さて、これでZ50に付けられるようになったので、Amazonで買っておいた保護フィルタの確認。最近はフィルタも中華の安いのがたくさん出てきています。まぁどんなもんかねぇ、と確認も兼ねて使ってみました。ものはBeschoiのUVカットフィルタ。Amazonの売り場ででは反射率0.1%未満って書いてありますが、ほんまかいな。
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で並べてみたのがこちら。右がBeschoi、左はマルミのDHG。明らかにマルミのほうが反射は少ないです。
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こちらのKakaku.comの書き込みだと、DHGの反射率は0.3%とのことなので、0.1%未満ってことはないでしょー、ってよく見ると「最小光反射率0.1%未満」って書いてある。そりゃ波長のどこかでは0.1%切ることはあるだろうさ(笑)。

ま、安いしこれでいいか。星を撮ってみて気になるようならまともなのに交換しましょう。

続いてボケ像を見てみます。前に中国から輸入したHOYA製のフィルタが偽物だったらしく、ガラスに脈理が入っていてボケ像に線が見えていたので、そんなことがないことの確認です。これは大丈夫そうですね。
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これを撮っているときに気になることが見つかりました。中央に明るい被写体を入れると、その周囲に変なフレアが出ます(緑のゴーストはフィルタによるもの)。
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これ、タムロンの70-200 F2.8(A025)で出ていたのと同じ現象で、SamyangもTamronと同じく少し絞るとこのフレアは出なくなります。


このレンズだと絞り開放で撮ることも多いと思うのですが、ググってもそういうレポートは出てきません。誰も気づいていないのかな・・・それともこの個体だけの問題?Tamronはメーカに問い合わせたら、
「仕様」
って返事が返ってきたけど、Samyangも同じかな。