例年ならとっくに梅雨入りしている時期ですが、いい天気です。星見にはとても良いのですが、このままだと真夏に水不足にならないか心配でもあります。

心配しても天気が変わるわけではないので、仕事から帰宅したあと撮影に出かけることにしました。今日はちょうど上弦で月没は0時過ぎなので、食事して風呂に入ってから出発しました。夏至なので薄明開始は2時30分頃。撮影できる時間は2時間半くらいです。これだと遠出するのはタイパが悪すぎなので近場の三浦に行くことにします。目的は前回の水戸観で失敗したSamyang135mm F2。油断して全フレームが流れていたのでそれのリベンジです。
機材は前回使ったSkymemoSのみ。2時間半しかないので、たくさん機材を持っていっても使いきれません。
DSC_0608


三浦は南の低空以外はあまり良い空ではないので、狙うのは天の川中心付近。前回と同じバンビを撮ります。
まずは前回と同じバンビとM16, M17。今回は絞り開放で。
D5500(HKIR) ISO3200 F2開放 15秒 x 201枚。
M16M17バンビ_01-DeNoiseAI-low-light_GraXpertM

続いてその南側、バンビとM8 M20。こちらはF2.8に絞っています。
D5500(HKIR) ISO3200 F2.8 30秒 x 89枚。
バンビM20M8_GraXpert2M

絞りでどれくらい星像が変わるか見てみます。まず開放。中心からシャープで端まであまり星像が崩れずいい感じです。ちょっと青ハロがありますかね。
F2

続いてF2.8。青ハロがなくなって、開放より更に一回り星像が小さくなっています。これなら安心して使えます。
F2.8

自分はTamron 70-200 F2.8 Model A025を持っていて、レンズスペック的にはSamyangとキャラ被りです。果たしてSamyangを買ったかちはあるのか?それともTamronで十分だったのか?
ということでTamronでも撮ってみました。Samyangに合わせて焦点距離は135mmで絞りはF2.8開放です。これだけを見ると十分シャープなのですが、SamyangのF2開放より一回り星像が大きいですね。端のほうにはだいぶ非対称な収差があります。まぁズームだし手ぶれ補正が入っているし、こんなもんでしょうか。これでSamyangと同じくらいシャープだったら買った意味がありません。一安心です(笑)。
zoom