ちょっと前からIntelのCPUの不具合について騒ぎになっていました。13世代、14世代のデスクップ用CPUで、

・突然ブルースクリーンになる
・突然シャットダウンする
・再起動のループになる

という現象が発生するとのこと。

最初の報告は今年2024年の2月頃。Intelはずっと原因調査をしていましたが、10月になってようやく
「マイクロコードの不具合で、プロセッサに異常に高い電圧がかかる」
ことが原因との結果がリリースされました。
ここらへんの経緯は、こちらのサイトに詳しく書かれています。



対象となるCPUのリストはこちらによると、
●13世代:
・i9-13900KS
・i9-13900K
・i9-13900KF
・i9-13900F
・i9-13900
・i7-13700K
・i7-13700KF
・i7-13790F
・i7-13700F
・i7-13700
・i5-13600K
・i5-13600KF
●14世代:
・i9-14900KS
・i9-14900K
・i9-14900KF
・i9-14900F
・i9-14900
・i7-14700K
・i7-14700KF
・i7-14790F
・i7-14700F
・i7-14700
・i5-14600K
・i5-14600KF

です。自分のは、というと、13世代の末席にいるi5 13600KF。しっかり対象です orz...

マイクロコードの不具合なので、修正するにはBIOSのアップデートが必要ですが、高電圧がかかるために、不具合が出ているCPUは故障してしまっていることが多くもう治らない、症状が出ていなくてもCPUが劣化している可能性があるとのことで、早いところBIOSを入れ替えたいところです。

MBはGigabyte製のB760M DS3H DDR4。Gigabyteのサイトに行ったら、バージョンF19のBIOSで今回の不具合に対応していました。早速これをダウンロードしてアップデートします。
スクリーンショット 2024-10-29 222446

必要なものはFAT32でフォーマットされたUSBメモリ。ダウンロードしたBIOSのzipファイルを解凍して、USBメモリのルートにコピーします。

ZIPファイルの中にあるREADMEには、ブータブルなUSBメモリを用意しろ、と書いてありますが、Gibgabyteのbiosは、Q-Flashという機能が載っていて、BIOS画面からアップデートできます。

解凍したBIOSをコピーしたUSBメモリを刺したままで、PCを再起動して、DELキーでBIOS画面には入ります。

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右下のQ-FlashボタンからBIOSのアップデート画面に移動します。
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上に並んでいるタブのようなボタンのようなのを押したくなりますが、そうでなく中央のUSBの絵をクリックすると、USBメモリに入っているBIOSファイルの一覧が表示されます。

F19を選んで右矢印ボタンを押すと、
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確認ダイアログが表示されます。「はい」で次に進んで、
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Press to Startボタンを押すと、
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再度確認画面。OKボタンでPCが再起動してアップデートが始まります。BIOSは入れるを失敗するとPCが文鎮になってしまうので、何度も確認が入ります。
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アップデート開始。
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数分でアップデートが完了するので、PCを再起動すると、無事Windowsが起動しました。
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試しにBIOS情報を見てみると、ちゃんとF19になっています。
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BIOSアップデートで、なんかBIOS画面の雰囲気がだいぶ変わりました。
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BIOSのアップデートなんてそうしょっちゅうやることではないし、失敗するとMBがごみになってしまうので緊張します(^^;