11/2, 3の2日間、千葉の我孫子市にある手賀沼でジャパン・バード・フェスティバル2024が開催されているので行ってきました。


昨日は雨でしたが、今日は抜けるような青空。午後からは星見に遠征したいので、あさイチでの参加です。
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去年も行っていますが、目的は双眼鏡。ここのところいい防振双眼鏡が各社から発売されています。お高いのでなかなか買えないですが、どんなのが出ているか見ておこうかと。

まずはビクセン。去年のJBFでは参考出品になっていた16x50mmが製品として出ています。EDを使っているだけあって色収差は目立ちません。
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本体を傾けながら電源を入れると防振のモードが切り替えられるのも面白いです。値段は\15万ちょっと。

14x42と12x30も一緒に並んでいて、現地特価で販売されていました。
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あとビクセンで気になっていたのが、先日発売された10x25mm。見掛視界がとても広いです。見掛視界が広い機種ってアイポイントが短いのが多いですが、これはメガネを掛けても十分使えるアイポイントを持っていて、とても覗きやすい。いいですね。でもそのせいで接眼部やプリズムが大きくて、あまりコンパクトとは言えないのがちょっと残念。軽いですけどね。あと、意外と色収差が少なくスッキリとした見え味なのに驚きました。
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続いてニコン。こちらも先日発売された12x25S STABILIZED。これ、とても小さいです。防振が入っているとは思えないスッキリとしたデザインで、カバンにぽいっと入れていつでも持ち歩ける大きさです。ただアイポイントが14mmと短くて、メガネをかけていると端を見るのがちょっと辛いのが惜しい・・
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続いてフジノン。参考出品で16x40と20x40が展示されていました。防振が独自の機構で、最近よくあるDカットをしていない丸いレンズです。
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像はとても収差が少なくて、手ブレの補正もとても自然で見ていてとても気持ちがいい。筐体の裏のシボのパタンが良くて滑りにくく持ちやすいのもポイントです。お値段は\10万台後半になりそう、とのことでちょっとお高め。でも今回見た中では自分はこれが一押し。

こちらはキヤノン。手ぶれ補正双眼鏡の老舗だけあって、機種が豊富です。
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今回の目玉は、防振双眼鏡ではありませんが、スワロフスキーのスマート双眼鏡 10x32。双眼鏡の上に乗っている3つ目のレンズがカメラになっていて、それで鳥や動物を認識して視野内に表示してくれます。
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3つ目のカメラの映像は、その場で撮影してスマホ送ったり、使っている人が見ている映像を他の人がタブレットで見たり、とかもできるので、かなり使えるシーンが増えそう。筐体は大ぶりですが、カメラを持っていく必要がなくなるので、トータルでは機材が小さくてすむ、というのがお店の人の弁。

鳥の他に動物や蝶などの認識もするそうですが、今のところ日本に生息する種類はあまり含まれていないとのこと。そのうちファームアップで改善していくそうです。
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こんな感じで右目の視野内に表示されます。鳥認識を試したかったですが、声はするものの姿は見えず、で試せませんでした。残念。
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バッテリは独自の形状の円筒形。容量は14Whだったかな?
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こんな充電器が付属されます。
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値段はびっくりの\88万! でもスワロの10x32が\20-30万することを考えるとそんなもんかも???

あと、双眼鏡ではありませんが、オリンパス、ではなくてOM-SYSTEMSの150-600 + OM1のセット。
このサイズで1200mm相当。強力な手ぶれ補正も合わせて、1200mmを手持ちで撮れるんだからすごい。
横についているドットファインダがかっこいいです。1200mmになるとどこを見ているかわからなくなるので、これは必須でしょうね。
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ということで、このあと星見に遠征するために、企業ブースだけ見て帰ってきました。