金曜午後休暇を取って、星仲間と水戸に遠征してきました。前回はちょうど半年前。前回と違って今回は関東一円晴れの予報で、まぁ今回は天気の心配はないでしょう、と思って出発。
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が、常磐道を走っていると、道の向こうに雲が湧いていて、雲に向かって走っている感じ。到着してみると、たまに雨がポツリ、とあたって嫌な感じでした。が、薄明が終わる頃には完全に雲がなくなって、一晩中快晴でした。

今回の機材は BKP130 + GPDとSamyang 135mmF2+SkymemoS、それからプライムニュートンなIgScope。

お隣では別の団体さんがお店を広げていました。
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まずはBKP130から。ここは南の空はあまり暗くないので、北から天頂の空を狙います。
いつもは露出は2時間かけていますが、今回はもう少し長めの3時間にして、秋、冬、春の天体をそれぞれ撮ってみます。

最初は秋の天体、カシオペアのWの右上にある散光星雲sh2-173を撮ってみます。
D5500(HKIR) + AstroLPR Type1 ISO3200 4分x45枚。

sh2-173を真ん中に入れたつもりが、何故か端によってしまった・・・なぜだろう・・・でも露出を眺めにしたおかげか、sh2-173の周囲の赤い星雲も出てきたので、次回再度狙ってみたいところです。でもこの感じだと、もう少し焦点距離が短いほうがいいかな?
sh2-172-173_01-DeNoiseAI-clear2M

続いて冬の天体。オリオンのだんご3兄弟、sh2-254 ~ 258です。振り上げた棍棒の脇にある星雲で、一番上の大きいのがsh2-254、その下の真ん中のが257、その右にある小さなのが256、一番下が255。255のすぐ下に小さなのがあって、それが258です。
3兄弟の左下の淡い星雲を写したくてこの構図にしましたが、あまり出てこなかったです。残念。
だんご3兄弟_GraXpert-DeNoiseAI-standardM


でも3兄弟の隣のsh2-259はかすかに写ってくれました。
だんご3兄弟_GraXpert-DeNoiseAI-standardM

最後は春の天体の定番、M97とM108。
M97M108_stretched_GraXpertM


よく見ると小さな銀河がたくさん写っています。nova.astrometry.netでアノテーションをつけてみましたが、出てきたのはNGC3594の一個だけでした。
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1時間ほど露出したところで午前3時。ちょうど薄明が始まる頃に撮影が終了するので、5時にタイマーをかけて仮眠を取ります。運転があるので寝ておかないと帰りが危ない・・