水戸遠征の続きです。
BKP130と並行して、Samyang 135mm F2でも撮影していました。ちょっと前にFBで、せっかく明るいレンズなんだから、感度を下げてたっぷり露出してみたらどうよ?という提案をいただいたので、今回はそれにチャレンジしてみました。
こちらのDxOMarkの記事によると、D5300のUnity ISOは200ちょっとくらい。なので今回はISO400にして撮影しました。
が、撮影しようとしたらトラブルが。自作オートガイダのガイドが安定しない・・・ハンチングして赤経の誤差が行ったり来たりしています。PIDのPゲインを下げると今度はズレがいつまでも戻らない、ツーか、そもそもなんでそんなにずれる?
赤経クランプの緩みとか確認しても特に問題なし。どうにもならないので適当なところのパラメータで妥協して撮影を開始すると、今度はなんか赤緯方向にずれる。極軸望遠鏡を確認すると、北極星の位置が1度ほど西にズレている。えー、どうして・・・同じことが前回の遠征でもあって、原因はわかったはずだったのに・・・
極軸を合わせ直し、架台がずれないようになるべく力をかけずにカメラをセットして、撮影開始。
撮影したのはぎょしゃ座のM38を中心としたあたり。4分露出で49枚、計約3.5時間。D5300(HKIR) Samyang 135mm F2->2.8。
ホントは75枚、計5時間撮っていたのですが、最初の25枚ほどは薄明終了後もなんか空が白っぽくてバックが明るかったので、スタックから省いています。なんかもったいない(笑)。
こちらがDSSでスタックした直後の画像。上の方が黒くなっているのは、どうもカメラの取り付けが甘かったらしく、撮影中にだんだんとズレてしまったため。なので星も延びていて拡大には耐えられませんorz...なんてこった。
でもF5.6なら15時間分の露出なので、たしかにノイズは少ないです。せっかくなので、モリモリに処理してみました。
StarNetV2で恒星と星雲を分けたあと、星雲だけ
・NX Studioで強調
・適用的ヒストグラム平坦化
・DeNoiseAIでノイズ除去
をやったあと、
・Paint.Netでレイヤーごとの調整
・比較明合成で恒星と統合
フラット補正が不十分で、周囲が赤くなってしまいました。左や下の端が赤っぽいのはそのため。右端が特に酷かったので、トリミングで削ってしまいましたf^^;
まぁ正直なところ、コレだけいじると星雲をあぶり出しているのか、それとも何らかの補正不足があぶり出されているのかよくわからず、何が正しいのやら、って感じです。下手ですね(笑)。
導入には先日作った微動装置を使って、TeleSkymapでやってみました。こちらは完璧(^^)。使っていてスマホがズレたりすることなく、とてもお手軽に導入ができました。我ながらこれはいい!。
普段遣いのスマホをコレに使うのは不便なので、古いスマホをコレ専用にするのが良さそう。あと、ミラーの蓋がスマホをつけていると閉じられないので、折りたたみ式にするのがいいかな。
続いてプライムニュートンなIgScopeのお試し。
自作部分はカメラのキャプチャからスタック、強調の画像処理の部分。架台の制御は今回はSynScanProとSkySafari V6でやっています。が・・・
1)SkySafariがSynScanProと繋がらない・・・
2)SynscanProのコマンドがAZ-GTiに通らない
3)3スターアライメントをしても、視野内に天体が入らない
1)は原因わからず。家ではつながっていたのにな・・・
2)は鏡筒にくくりつけたラズパイが原因。ラズパイの出す電磁波ノイズのせいでWiFiがうまく通らないみたい。最初はこのラズパイをAZ-GTiの側においていて全く繋がらなかったのでこんなふうに鏡筒にくくりつけたのですが、
結局スマホとAZ-GTiの間にラズパイがあると駄目で、操作するときは鏡筒の此方側にいるので基本的には繋がらない、という、なんともお粗末な結果でしたorz...
3)はなんでだろう・・・以前にやったときはそれなりに入っていたのに・・・
架台は山積みです。結局ここらへんも、全部自前でやったほうが早かったりするかな。
導入したあとは、まぁそれなりに見えています。こちらはM46をスマホコリメートで撮影したもの。中の惑星状星雲NGC2438もしっかり見えています。
ただ、1200x1080のOLEDパネルを4xのルーペで見ているのでしっかり画素が見えてしまって、星がタイル状に見えてしまうのがなんとも残念。もっと高解像度なパネルが安く手に入らないかな。
というわけで、課題山積みとなりました。
オートガイダの追尾不良は原因はわかりませんが、これはそもそも10年以上前に作ったもの。
そんな古いのを引っ張り出して使っているのでコレのソースを今更メンテする気はならず、せっかくなので作り直したほうがいいかと思っています。ラズパイ2で動くので消費電力が低く、そこら辺のモバイルバッテリーで動かせるのが魅力なんですけど。今作るにしても、せめてラズパイ3くらいで動くようにはしたいですね。
SkymemoSの極軸が1度ほどずれる件は、帰ってから調べてみると、どうもSkymemoにつけているアルカスイスのプレートがずれるみたい。三脚につけた状態でちょっと強めにSkymemoSをひねると、ここがズレました。
回らないように2点止めになっているのですが、いつの間にか緩んでいたっぽい。
ここを締めて、果たして解決となるか???
BKP130と並行して、Samyang 135mm F2でも撮影していました。ちょっと前にFBで、せっかく明るいレンズなんだから、感度を下げてたっぷり露出してみたらどうよ?という提案をいただいたので、今回はそれにチャレンジしてみました。
こちらのDxOMarkの記事によると、D5300のUnity ISOは200ちょっとくらい。なので今回はISO400にして撮影しました。
が、撮影しようとしたらトラブルが。自作オートガイダのガイドが安定しない・・・ハンチングして赤経の誤差が行ったり来たりしています。PIDのPゲインを下げると今度はズレがいつまでも戻らない、ツーか、そもそもなんでそんなにずれる?
赤経クランプの緩みとか確認しても特に問題なし。どうにもならないので適当なところのパラメータで妥協して撮影を開始すると、今度はなんか赤緯方向にずれる。極軸望遠鏡を確認すると、北極星の位置が1度ほど西にズレている。えー、どうして・・・同じことが前回の遠征でもあって、原因はわかったはずだったのに・・・
極軸を合わせ直し、架台がずれないようになるべく力をかけずにカメラをセットして、撮影開始。
撮影したのはぎょしゃ座のM38を中心としたあたり。4分露出で49枚、計約3.5時間。D5300(HKIR) Samyang 135mm F2->2.8。
ホントは75枚、計5時間撮っていたのですが、最初の25枚ほどは薄明終了後もなんか空が白っぽくてバックが明るかったので、スタックから省いています。なんかもったいない(笑)。
こちらがDSSでスタックした直後の画像。上の方が黒くなっているのは、どうもカメラの取り付けが甘かったらしく、撮影中にだんだんとズレてしまったため。なので星も延びていて拡大には耐えられませんorz...なんてこった。
でもF5.6なら15時間分の露出なので、たしかにノイズは少ないです。せっかくなので、モリモリに処理してみました。
StarNetV2で恒星と星雲を分けたあと、星雲だけ
・NX Studioで強調
・適用的ヒストグラム平坦化
・DeNoiseAIでノイズ除去
をやったあと、
・Paint.Netでレイヤーごとの調整
・比較明合成で恒星と統合
フラット補正が不十分で、周囲が赤くなってしまいました。左や下の端が赤っぽいのはそのため。右端が特に酷かったので、トリミングで削ってしまいましたf^^;
まぁ正直なところ、コレだけいじると星雲をあぶり出しているのか、それとも何らかの補正不足があぶり出されているのかよくわからず、何が正しいのやら、って感じです。下手ですね(笑)。
導入には先日作った微動装置を使って、TeleSkymapでやってみました。こちらは完璧(^^)。使っていてスマホがズレたりすることなく、とてもお手軽に導入ができました。我ながらこれはいい!。
普段遣いのスマホをコレに使うのは不便なので、古いスマホをコレ専用にするのが良さそう。あと、ミラーの蓋がスマホをつけていると閉じられないので、折りたたみ式にするのがいいかな。
続いてプライムニュートンなIgScopeのお試し。
自作部分はカメラのキャプチャからスタック、強調の画像処理の部分。架台の制御は今回はSynScanProとSkySafari V6でやっています。が・・・
1)SkySafariがSynScanProと繋がらない・・・
2)SynscanProのコマンドがAZ-GTiに通らない
3)3スターアライメントをしても、視野内に天体が入らない
1)は原因わからず。家ではつながっていたのにな・・・
2)は鏡筒にくくりつけたラズパイが原因。ラズパイの出す電磁波ノイズのせいでWiFiがうまく通らないみたい。最初はこのラズパイをAZ-GTiの側においていて全く繋がらなかったのでこんなふうに鏡筒にくくりつけたのですが、
結局スマホとAZ-GTiの間にラズパイがあると駄目で、操作するときは鏡筒の此方側にいるので基本的には繋がらない、という、なんともお粗末な結果でしたorz...
3)はなんでだろう・・・以前にやったときはそれなりに入っていたのに・・・
架台は山積みです。結局ここらへんも、全部自前でやったほうが早かったりするかな。
導入したあとは、まぁそれなりに見えています。こちらはM46をスマホコリメートで撮影したもの。中の惑星状星雲NGC2438もしっかり見えています。
ただ、1200x1080のOLEDパネルを4xのルーペで見ているのでしっかり画素が見えてしまって、星がタイル状に見えてしまうのがなんとも残念。もっと高解像度なパネルが安く手に入らないかな。
というわけで、課題山積みとなりました。
オートガイダの追尾不良は原因はわかりませんが、これはそもそも10年以上前に作ったもの。
そんな古いのを引っ張り出して使っているのでコレのソースを今更メンテする気はならず、せっかくなので作り直したほうがいいかと思っています。ラズパイ2で動くので消費電力が低く、そこら辺のモバイルバッテリーで動かせるのが魅力なんですけど。今作るにしても、せめてラズパイ3くらいで動くようにはしたいですね。
SkymemoSの極軸が1度ほどずれる件は、帰ってから調べてみると、どうもSkymemoにつけているアルカスイスのプレートがずれるみたい。三脚につけた状態でちょっと強めにSkymemoSをひねると、ここがズレました。
回らないように2点止めになっているのですが、いつの間にか緩んでいたっぽい。
ここを締めて、果たして解決となるか???
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