今日は星☆クラブ横浜主催のまちかど観望会に参加してきました。場所は横浜の山下公園。今横浜では夜にこんなイベントをやっていて、いつにもまして賑やかです。


開始時刻は17時。昼間は快晴だったのにこの時間になると雲が広がってどうなることかと思いましたが、しばらくすると雲も消えて無事観望会を開始できました。
この時間には沈みかけの金星と南には土星と上弦前の月、それから木星が上ってきて星も賑やか。40cmドブには行列ができて、みなさん土星を見て感激していました。
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自分は、というと、プライムニュートンなIgScopeを持参しました。が、架台が絶不調。ベガでアライメントしても、望遠鏡が向いた方向が明らかにベガからズレている状況 orz....
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ドブに行列ができている横でどうにか動かそうとしますが、なかなか架台が言うことを聞かず、お客様から「こちらでは何が見えますか?」と聞かれても、「まだ準備中でf^^;」としか答えられないのがなんとも心苦しい・・・
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3スターアライメントをしても導入精度が上がらず、結局手動導入に切り替え。惑星はこのセットでは単なる白い丸になってしまうので、簡単に導入できてこの空でも見えるもの、ということでM57を入れて、お客様に見ていただきました。

ただこんな明るい空で使うことは考えずにソフトを作ったので、ライブスタックができない事が判明 f^^;  ライブスタック時のデフォルトの露出は4秒にしていて、コレだと真っ白になって何も見えず、露光時間を短くすると、画像処理が追いつかず絵が出ないという状況。ゲインは設定メニューを作っていなかったので変更できず(苦笑)

仕方がないのでライブビューで見ていただきました。ストレッチも何もしていないのでとても淡い絵ですが、こんな像でも、「星が死んだときに吹き出したガスが見えているんですよ」と説明すると、皆さん喜んでくださいます。嬉しい限り(^^)。
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あと、「この黒いのはなんですか?」という質問。すみません、それは表示パネルに付いた単なるゴミです(笑)。空の暗いところなら気づかないのですが、バックグラウンドが明るいのでとても目立ちます。

撮像した絵を表示しているOLEDパネルをルーペで見ているわけですが、面白いことにこんな淡い像でもそこに見えていることを皆さん認識してくれます。望遠鏡で普通に眼視していたら、多分誰も認識できないんじゃないかな。アイピースと違って目を離していても絵が見えているので覗きやすいとか、空中像じゃなくてそこに実際に絵があるのではっきり見えるとか、そんな理由ですかね。

19時になるとスパーリングトワイライトの花火が始まって、皆さんそちらに移動してお客さんが少なくなったところで撤収となりました。

楽しかったけど寒かった・・・