この週末は月齢25。星見に行きたいな、と思っていましたが、南関東は今一つの天気予報でした。でもSCWによると、日曜の夜半から月曜の3時頃までは房総半島の一部で雲がなさそうな様子。
Screenshot_20250223-210153

ということで遠征してきました。10時半頃現地に到着すると雲が切れて星が見え始めていて、11時頃には南の低空を除いてだいたい雲が切れてくれました。予報通り。

晴れの時間はあまり長くないので、今回の目的は作ったPindiちゃんのテストだけ。
DSC_0339

使ってみると課題がたっぷり。

●電子極軸望遠鏡:前回は絵が全く出なかったのが今回はちゃんと絵が出ましたが、PlateSolveが完了したところでハングアップ。また関数でreturnするのをどこか忘れているか???
●オートガイド:フィードバックが発振してまともにガイドできない。ガイドカメラの画像取得の遅延がむちゃくちゃ大きいのが原因。前回は問題なかったのになんでだろ???

とりあえず極軸望遠鏡は絵は撮れるので北極星をカメラの視野の真ん中に入れて、オートガイドが効かないのは露出を30秒にしてたくさん撮って、ぶれたコマは省くことにします。

というわけで撮ったのがこれ。まるっとおとめ座銀河団。
Samyang 135mm F2->2.8 Z50(HKIR相当改造) ISO3200 30秒x118枚。180枚くらい撮影していたのですが、ぶれたコマと、後半雲が出てきたのでそのコマを省いてこの枚数です。
おとめ座銀河団_GraXpert-DeNoiseAI-clear_GraXpertM

メシエだけ手でアノテーションしてみました。忘れているのないかな? M98、M85、M60は視野に入りませんでした。残念。
messier


2:30頃になると、予報通り雲が出てきました。このタイムラプスは0:50頃から2時間撮影したもの。3時頃になると雲の向こうにサソリが上ってきました。



雲が出てきたのでちゃんと撮るのはやめて、昨日のブログでも書いたXR Rikenon 50mm F2Lの星像を見てみました。真ん中の明るい星はアークトゥルス。薄雲越しですが像の感じはわかるでしょう。カメラはZ50(HKIR相当改造)なのでAPS-Cフォーマットです。
DSC_1135


まずはF2.0
f2.0

続いてF2.8
F2.8

1980年発売で\10kもしない価格で売られていたレンズとしては思えない像です。
このレンズ、実は以前持っていたのですがなぜか処分してしまい、でもやっぱり欲しくて再度ゲットしたものです。
当時の評価はこんな感じ。おんなじ評価ですね。まぁ当たり前ですが(笑)。



さて、Pindiちゃん、直さないと・・・