古いミニPCを手に入れました。MinisforumのGK50。CPUがN5030、メモリ8GB、ストレージ128GBの超低スペック。まぁ正直あまり使い道はありませんが、せっかくなので、ちょっと気になっていたChromeOS Flexの実験台になってもらうことにしました。

ChromeOS Flexの必要なスペックは
アーキテクチャ:x86-64
メモリ:4GB以上
ストレージ:16GB以上
USBドライブからの起動

とりあえずスペック的には問題なさそうです。

ChromeOSFlexのインストーラは、8GB以上のUSBメモリを用意して、こちらに書いてあるとおりにすれば作れます。


ここに書かれているとおりにすれば問題なくインストーラは作れるので、やり方は略(^^;
またインストール自体はこちらの通りすればOK。



インストール直後の画面はこんな感じ。下にアプリへのショートカットが並んでいます。
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左端のGアイコンからは、インストール済みのアプリを実行できます。GmailとかChromeとかGoogleのアプリが一通り入っています。
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アプリの追加はウェブストアから。ChromeOS Flexは簡単に言えばGoogle Chromeしか動かないPCのようなものなので、ここに並ぶのはChromeの拡張機能です。

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通常のChromeOSと違ってAndroidアプリは動かせないので、できることはまぁ大体PCのChromeでできることと同じです。

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MS Officeはウェブストアからインストールできるので、Microsoft 365を持っていればOffice系の作業は可能。大抵のことはできそうです。

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Linuxも動きます。

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試しにkstarsをインストールしてみます。OSはDebianなので、

sudo apt install kstars

でインストール完了。スタートメニューにもアイコンが登録されています。
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ここからKStarsは普通に起動できて、こんなふうにAZ-GTiも動きます。
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ただ、mutlaqja/ppa のリポジトリが登録できなくて、indi自体はインストールできないようです。そのため使えるデバイスはkstarsに入っているものだけになるみたいです。

indiを自分でビルドすれば行けるかもしれません。

LinuxでChromeOS flexに接続されたデバイスを使うには
設定->ChromeOSについて->Linux開発環境->USBデバイスを管理する
と進んで、使いたいUSBデバイスをONにすると使えるようになります。
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でもこんな苦労をするなら、最初からubuntuを入れてしまえばいいんじゃないの?と思ったりします。


ChromeとGoogleのアプリだけ使うのなら、起動が速いですし動作も軽いのでなかなかいいかも。でも自分にはちょっと使い道がないなぁ・・・というのが今のところの感想です。