Cosinaが出しているVoigtlander Nokton 40mm F1.2と Color-Skopar 28mm F2.8を借りることができたので、天城に行ったついでに試してみました。

使ったカメラはZ50(HKIR)です。APS-Cフォーマットなので、フルサイズの端のほうは見られていません。

まずはNoktonから。F2に絞って撮ったのがこちら。カラフルタウンが見えるように、こってり目の処理にしてみました。SkymemoSで追尾して、ISO3200 15秒x94枚をスタックしています。

絞りで画質がどう変わるか撮って出しJPEGで比べてみます。
●F1.2:中央はシャープさがなく、青ハロ赤ハロ両方が見えています。四隅は像面湾曲と思われるボケが見られて、像が肥大しています。ただ大きなコマ収差は出ておらず、F1.2であることを考えると驚異的ではあります。

●F1.4:ちょっと絞ると中央はボケが減ってシャープになっています。赤ハロは減っていますが、青ハロはあまり変わらない感じ。四隅は変化があまり見られません。

F2.0:中央の青ハロはだいぶ減りました。周辺はサジタル方向の収差は消えました。星の肥大も多少減っているみたいです。

●F2.8:撮っている場所が違うので参考ということで。隅の星の肥大はだいぶ小さくなりました。

1年ほど前に、ニコンZ40mm F2で全く同じところを撮影していたので比較してみます。
Z40mmを同じ感じになるように処理し直してみたのがこちら。

絞りはF2.8に絞っています。
カメラは同じZ50ですが、このときはまだHKIR改造していません。撮影場所や天候も違うので直接は比較できませんが、まぁ参考ということで。
右上の方を比較してみます。青ハロはZ40をF2.8に絞ったのとNokton40をF2に絞ったのとで同じくらいですね。ただシャープさはZ40のほうが上です。NoktonはF2.8まで絞ると隅の像の肥大がだいぶ小さくなるので、同じF2.8対決だとNoktonに軍配が上がりそうです。

ということで、F2.8に絞って、天の川中心部を撮ってみました。こちらはISO3200 30秒x100枚。
強調しても青ハロがほとんど出なくなり、このレンズはF2.8まで絞って使うのが正解のようです。

あと、撮っていて思ったのが、周辺減光が少ないってこと。乗せた画像はいずれもフラット補正をしていません。まぁフルサイズ用をAPS-Cで使っているので当然っちゃー当然なのかもしれませんが、F2.0でもフラットなしで強調しても問題ないみたいです。
続いてColor-Skopar 28mm F2.8。絞りをF4に絞っています。ISO3200 30秒x91枚。

こちらも撮って出しJPEGで比べてみます。
●F2.8:Fマウントの一眼レフ用のレンズですが、開放でも収差が少ないのにびっくりです。昔の28mm F2.8は開放だと中心はボケボケで周辺は盛大にカモメさんになったものですが、これは周辺でもサジタルコマがちょっと出てくるくらい。

●F4.0:サジタルコマは消えました。メリジナルコマがちょっと残っていますが十分シャープです。

本日(2025/5/5)時点のkakaku.comでの最安値は
Nokton 40mm F1.2:約\12万
Color-Skopar 28mm F2.8:約\6万6千
今どきの設計でレトロな外観を楽しむ、というのがこのシリーズのコンセプト(だと勝手に思っている)なので、この値段を高いと見るか、安いと見るか、はあなた次第(笑)。

使ったカメラはZ50(HKIR)です。APS-Cフォーマットなので、フルサイズの端のほうは見られていません。

まずはNoktonから。F2に絞って撮ったのがこちら。カラフルタウンが見えるように、こってり目の処理にしてみました。SkymemoSで追尾して、ISO3200 15秒x94枚をスタックしています。

絞りで画質がどう変わるか撮って出しJPEGで比べてみます。
●F1.2:中央はシャープさがなく、青ハロ赤ハロ両方が見えています。四隅は像面湾曲と思われるボケが見られて、像が肥大しています。ただ大きなコマ収差は出ておらず、F1.2であることを考えると驚異的ではあります。

●F1.4:ちょっと絞ると中央はボケが減ってシャープになっています。赤ハロは減っていますが、青ハロはあまり変わらない感じ。四隅は変化があまり見られません。

F2.0:中央の青ハロはだいぶ減りました。周辺はサジタル方向の収差は消えました。星の肥大も多少減っているみたいです。

●F2.8:撮っている場所が違うので参考ということで。隅の星の肥大はだいぶ小さくなりました。

1年ほど前に、ニコンZ40mm F2で全く同じところを撮影していたので比較してみます。
Z40mmを同じ感じになるように処理し直してみたのがこちら。

絞りはF2.8に絞っています。
カメラは同じZ50ですが、このときはまだHKIR改造していません。撮影場所や天候も違うので直接は比較できませんが、まぁ参考ということで。
右上の方を比較してみます。青ハロはZ40をF2.8に絞ったのとNokton40をF2に絞ったのとで同じくらいですね。ただシャープさはZ40のほうが上です。NoktonはF2.8まで絞ると隅の像の肥大がだいぶ小さくなるので、同じF2.8対決だとNoktonに軍配が上がりそうです。

ということで、F2.8に絞って、天の川中心部を撮ってみました。こちらはISO3200 30秒x100枚。
強調しても青ハロがほとんど出なくなり、このレンズはF2.8まで絞って使うのが正解のようです。

あと、撮っていて思ったのが、周辺減光が少ないってこと。乗せた画像はいずれもフラット補正をしていません。まぁフルサイズ用をAPS-Cで使っているので当然っちゃー当然なのかもしれませんが、F2.0でもフラットなしで強調しても問題ないみたいです。
続いてColor-Skopar 28mm F2.8。絞りをF4に絞っています。ISO3200 30秒x91枚。

こちらも撮って出しJPEGで比べてみます。
●F2.8:Fマウントの一眼レフ用のレンズですが、開放でも収差が少ないのにびっくりです。昔の28mm F2.8は開放だと中心はボケボケで周辺は盛大にカモメさんになったものですが、これは周辺でもサジタルコマがちょっと出てくるくらい。

●F4.0:サジタルコマは消えました。メリジナルコマがちょっと残っていますが十分シャープです。

本日(2025/5/5)時点のkakaku.comでの最安値は
Nokton 40mm F1.2:約\12万
Color-Skopar 28mm F2.8:約\6万6千
今どきの設計でレトロな外観を楽しむ、というのがこのシリーズのコンセプト(だと勝手に思っている)なので、この値段を高いと見るか、安いと見るか、はあなた次第(笑)。
コメント
コメント一覧 (2)
VoigtlanderはNOKTON 50mm F1 Asphericalが流星撮影用に使えないかと期待して買ってみましたが、
周辺減光は激しいは、周辺は鳥さん飛びまくりはで星撮りで使うのは諦めました。
安心のZ1.8Sシリーズを使ってます。
nekomeshi312
が
しました