一昨年の11月に購入した3Dプリンタ Ender3 V3SE、購入してから1年半以上、特に大きな故障もなく動いてくれていましたが、ついうっかりやっちゃいました。

このプリンタはフィラメントがなくなったことを検出するセンサがありません(別売りではたしかあったはず)。で、フィラメントの残りが少ないまま印刷して、うっかり止めるのを忘れてフィラメントはエクストルーダの中へ・・・。でしかも何を思ったか、そのまま新しいフィラメントを突っ込むという自分でも何を考えているかわからないことをやってしまったわけで、下の写真の、エクストルーダからチョロンと伸びているフィラメントは、その突っ込んだやつです。
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ノズルに熱をかけても全く入っていかず、しかもエクストルーダのギアにフィラメントが絡んだのか、抜くこともできません。

仕方がないのでバラして外します。まぁこういう機会でもないとバラすこともないし、ブログネタにもなるか、と前向きに考えて作業を開始。

まずはカバーの取り外し。六角レンチでカバーの左右にあるネジを外します。

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外れました。
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続いてエクストルーダのモータとレベリングセンサのコネクタを取り外し。このコネクタは樹脂で止めてあるので、それを外してからコネクタを抜きます。

コネクタを外したら、その手前にあるネジ2本で固定されているレベリングセンサを、取り外します。
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次はエクストルーダの取り外し。横にあるネジ4つを外して、

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取れました。テフロンチューブから水色のフィラメントが見えています。

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ノズルに熱をかけて、

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取れました。

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次はエクストルーダのフィラメントを取り外します。こちら側に見えているネジ4つを外して、
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モータを取り外し。
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さらにエクストルーダを分解してみると、しっかりフィラメントがギアに絡んでいます。

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更にバラして、

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取れました。

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逆の手順で組んで、

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動作確認が完了したら、コネクタをグールーガンで外れないようにして完成。

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お疲れさまでした。

一度フィラメントがエクストルーダにすこまれたら、分解しないと直せません。別のフィラメントで押し出してやろうなんて馬鹿なことは考えちゃだめ(笑)。