前回は、DSP2025で入手したミクロンタイプの双眼鏡を清掃しました。この他にもDSP2025で入手したものがあります。
SBIG社のガイドカメラST-iです。
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このカメラは筒の太さが1.25"のアメリカンサイズで、そのまま望遠鏡に取り付けることができますが、いただいたセットはカメラを固定するリングと、Cマウントに変換するリング付き。あ、ついているレンズはマウントキャップ代わりに手持ちのレンズを付けただけです。
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国際光機扱いですが、2015年のWin10発売に対応できずドライバはWin8.1で止まったまま。そのため動かすことができず動作未確認、ということでただで頂いちゃいました。


センサはCMOSではなくCCD、KodakのKAI-340M。解像度はVGAで画素サイズは7.4um。まぁWindowsでは動かなくてもLinuxならIndiを使えば動くだろう、ということでいただいてきた次第です。

接続はmini USB-B。今どきケーブルの入手がなかなか難しいコネクタです。
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Indiをみたら ちゃんと indi_sbig_ccdというindi driverがあったので、早速試してみたら、

ちゃんと繋がりました。センサのスペックもちゃんと見えます。
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手持ちのCマウントのレンズを付けて絵を出してみると、
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ちゃんと絵が出ました。
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絵が出るときにカシャン、と音がするのでセンサを見てみると、センサの前に保護のシャッタがあるんですね。絵の取り込みを始めると、自動でシャッタが開きます。でも撮像を止めても閉まりません。何かのタイミングで閉まるのですが、それがどんなときなのかがイマイチわかりません。
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絵を取り込みっぱなしにすると、結構筐体が暖かくなります。センサがCCDということで消費電力が多いのかな、と測ってみると、約2.3Wでした。
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さて、これで何を作ろかな。