先日のDSP2025でもらったガイドカメラ SBIG ST-i、Indiで動いたので余っているラズパイ3と組み合わせてなんか作ろうと思ったのですが・・・。
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環境を作るのがめんどくさいので、まずはIgScopeのラズパイのSDカードをコピーして、ラズパイ3に刺します。OSのバージョンはBullseye。ST-iを接続してEkosを起動すると、無事ST-iを認識したのでKStarsでキャプチャをしてみると撮影は開始するものの

RXの信号がタイムアウト

というようなエラーが出て絵が出ず orz... (スクショ忘れたf^^;)。

おかしい、PCのUbuntuではちゃんと絵が出ていたのに・・・
ということでPCのIndiのバージョンを見てみると、2.1.4。最新です。
Screenshot from 2025-06-20 22-36-34

今のラズパイのIndiのバージョンは1.8.5。超古いやつです。ではIndiのバージョンを上げてみるか、とindiのサイトを見ると、Raspberry PI OSのバージョンはbuster、いま使っているBullseyeの一つ前のバージョンでしたので、別のSDカードにbusterをセットアップします。

スクリーンショット 2025-06-20 225243

indiのサイトに従ってindiとkstarsをインストール。インストール自体は問題なく完了。
よし、OK、ということでkstarsを立ち上げてみると、最初のスプラッシュ画面は出ますが、それが消えた後うんともすんとも。kstarsが起動しません。どういうこっちゃねんorz... 

インストールされたindiのバージョンを見てみると1.9.7と割と新しいかったので、メジャーバージョンが同じならまぁ動くだろう、OSもどちらも32bitだし、とindiドライバの indi_sbig_ccdと SBIG関連のドライバを最初にセットアップしたSDカードにコピーすることにします。

SBIG関連のドライバは、libsbig.so.4.9.9のみ。後はシンボリックリンクです。
Screenshot from 2025-06-20 22-32-43

こちらはコピーした indi driver。 ファイルサイズを見ると 1.9.7のほうが極端に小さくなんか怪しい。
Screenshot from 2025-06-20 22-29-27

とりあえず1.9.7の方を起動してみると、
segmentation fault
で動かず。やっぱりねorz...

では一旦古いの方のindi driverに戻して再度kstarsで撮影してみると、

なぜだかわかりませんが、今度は絵が出ました。が・・・

絵が壊れています orz....
Screenshot from 2025-06-20 22-18-53

と、ここまでやったところで、

「ただで貰った超古いカメラにどんだけ時間かけてるんだ???」

とふと正気に戻って(笑)、give up  となりました。

単純にラズパイ4にすれば動くのかもしれませんが、そのために\1万もかける気になりませんし。

というわけで、SBIG ST-iは一旦ジャンク箱行き決定。