ようやく関東も梅雨があけました。平年より2-3日早いとのこと。ということで在宅勤務を早めに終わらせて星見に行きます。月齢は上限近くで月没は22:50頃。夏至から約1ヶ月ということで薄明が始まるのが3時前。4時間ほどしか時間はありません。

SCWによると富士山周りは晴れそうだったので、目的地は太郎坊に決定。最後に行ったのはコロナの前なので2年近く前になります。

9時半頃に行けばちょうど月明かりで設営できるかなー、と思っていましたが、到着すると曇り・・・一応雲間から星は見えていますが。SCWの予報は1時ころから雲がなくなるように変わっていました orz...。

仕方がないのでとりあえず赤道儀を組み立てます。
DSC_7303

今日の目的は
ガイド鏡をviperMC90Lに変更したことの確認
ガイドカメラをIMX335に変えたことの確認
Indiに実装したGoTo機能の確認

です。ボーッとしていても仕方がないので雲越しに木星でも見ます。ガイド鏡のviper MC90LにIMX335のガイドカメラで、自作のオートガイダが動いているラズパイにつけている3.5"の液晶(解像度480x360だったかな)で見てみると、意外とちゃんと見えるww。液晶の画面をスマホで撮影しましたが、なんとなく縞も見えます。
PXL_20210716_132831622


そうこうするうちに0時を過ぎた頃から雲が切れてきました。
DSC_7312

早速撮影開始。南から西は雲が切れず、夏の星座は撮れません。ということで、バブル星雲 NGC7635でも。薄明開始まで2.5時間程しかありません。
VC200L D5500(HKIR) ISO3200 2分x60枚。これだけで終了です。 もう少し赤くしたいところですが、彩度を上げるとなんかバブルの明るいところが飽和してしまうのでとりあえずこんなくらいで。
bubble5-DeNoiseAI-low-lightM


まずはGoTo。GoTo機能自体は完璧に動いて満足。場所指定するだけでびゅいーーーと動いて導入してくれるのは楽でいいですね。なんか三脚がステッピングモータの振動に共振して音を出していたのがあれですが。
ただPlate Solveが動かない・・動くときとtime outになる時がありました。2.5時間しかなくて時間がもったいないので、とりあえず撮影した写真を戻って確認することにします。
IMX335は特に問題なく使えるようです。ガイド自体も安定していました(オートガイダのログを撮影するのを忘れた・・)。

ただ撮影した画像をタイムラプスにしてみると、大きくシフトしています。画面の上下が赤経、左右が赤緯です。斜めに動いているということは赤経もずれているということ。オートガイドはちゃんと動作しているので、ガイド鏡側になにかありそうです。多分マクストフのミラーシフトじゃないかと予想。なんか対策する方法ないかな・・


横ではタムロン 70-200でサドル付近を撮影。こちらはとりあえず撮ってみただけ。SkymemoSに乗せて自作オートガイドで1分x60枚。D7000(HKIR) F3.2 ISO 3200 こちらはSquatorでスタックしました。DSSだと最初コントラストの低い画像が生成されてあとの処理がめんどくさいのですが、Squatorは最初からそこそこ見られる絵を作ってくれるので処理が楽です。
ただ上に貼ったバブル星雲も同じ用にSquatorでスタックしてみましたが、それでは真っ白になってしまって使えないので、こちらはDSSでスタックしています。Squatorが真っ白になった理由はちょっとわかりませんが、なかなか万能とは行かないようです。
サドル2-DeNoiseAI-low-lightM

つづく・・